幸せを呼ぶ

ロードクロサイトとは

美しいピンクから赤色を持つ鉱物で、マンガンの主要な鉱石としても知られています。

ロードクロサイトは主にアルゼンチン、アメリカ合衆国（コロラド州）、ペルー、南アフリカなどで産出されます。アルゼンチン産のものは特に美しく、宝石や装飾品として高く評価されています。

歴史と伝説

ロードクロサイトは「インカローズ」とも呼ばれ、愛と情熱を象徴する石とされていました。

その歴史は浅く、第二次世界大戦が始まる直前、アルゼンチンの鉱山でロードクロサイトの原石が発見されてから、装飾品として使われるようになりました。

ロードクロサイトの高品質のものは、透明度の高い真っ赤なバラのような色をしているため、「バラ色の宝石」すなわち「ロードクロサイト」と呼ばれるようになりました。

語源

ロードクロサイト

ギリシャ語でロードが『バラ』、クロが『色』、サイトが『石』という意味からなる、バラ色の宝石「ロードクロサイト」という名前がつきました。

一般的には透明度の高いバラのような赤い色のものを「ロードクロサイト」と呼んでいます。

インカローズ

インカ帝国が13世紀頃に発見した鉱山から産出されたことが由来になっています。

層状になっている原石を研磨すると美しいバラの模様が現れるため「インカのバラ」すなわち「インカローズ」と呼ばれるようになりました。

一般的にはバラのような縞模様のものを「インカローズ」と呼んでいる傾向があります。

取扱い上の注意

硬度が低く割れやすいため、指輪の場合は机などにぶつけないように注意する必要があります。

また、湿気や直射日光に弱いため、外で長時間の使用は避けてください。

お風呂など水につけると変色・劣化するため注意してください。