幸せを呼ぶ
1月5日
の誕生日石
ジルコン
概要
ジルコンとは
地球最古の宝石、ジルコン。2000年にオーストラリアで発見されたジルコンを成分分析した結果、およそ44億年前に形成されたことをつきとめます。
地球が形成されたのが約46億年前、他の鉱物でここまで古いものは見つかっていないため、ジルコンが地球最古の宝石と言われるようになりました。
強い輝きを持ち、さまざまなカラーバリエーションがあることで知られるジルコンの中でも、12月の誕生石には鮮やかな青色のブルージルコンが選ばれることが多いです。
「ジルコン」と名前が似ていることから人工石の「キュービックジルコニア」と混同されることがありますが、まったくの別物で、ジルコンは天然の鉱物です。
歴史と伝説
ジルコンは宝石の中で最も長い歴史を誇り、世の中に多く流通しているだけでなく、その多彩な色合いとダイヤモンドを思わせる強い輝きでジュエリーをより華やかに彩ります。
どんな宝石にも興味深い伝説がありますが、ジルコンは悪魔や妖怪を退け、狂気の苦しみから救い出す効果があると12世紀から伝えられています。
またジルコンは人差し指に身に着けるべきというルールが過去にあったようです。
歴史が深い宝石だからこそ様々な伝承があり、それがジルコンという特徴深い宝石をよりミステリアスに、そして美しくしているのでしょう。
語源
ジルコンの名前は、ペルシア語の「Zargoon(ザグーン)」からきているといわれます。Zargoonは「金色」を意味し、またアラビア語では「朱色」になります。Zargoonが時を経てJargon(ジャルグーン)に変化し、やがて英語の「ジルコン」になったと考えられています。
ちなみにジルコンは、日本では「風信子石(ひやしんすせき)」と呼ばれていました。「ジルコンの色がヒヤシンスの花の色に似ている」ことからそう呼ばれるようになったといわれています。
石言葉
「やすらぎ」「夢想」「可能性」
ジルコンは別名「平和の石」とも呼ばれ、心のバランスを整えてくれる宝石だと言われています。
また、ジルコンには多くの色が存在し、色によって意味が異なってきます。
(1)ブルージルコン|心をクリアにして挑戦を後押しする
(2)ホワイトジルコン|眠った力や可能性を引き出す
(3)レッドジルコン|情熱をもたらし前向きな気持ちにする
(4)グリーンジルコン|過去のトラウマから解放する
(5)イエロージルコン|幸運を呼び邪気を遠ざける
(6)パープルジルコン|魅力や美的感覚を高める
(7)ピンクジルコン|愛情と精神的なゆとりをもたらす
こんな人におすすめ
鉱物データ
ジルコン
英名 | Zircon |
和名 | 風信子石 ひやしんすいし |
鉱物名 | ジルコン |
化学式 | ZrSiO4 |
色 | 青、赤、黄、オレンジ、茶色、緑 |
モース硬度 | 6~7.5 |
劈開 | 二方向完全 |
屈折率 | 高:1.925~1.984(+ / - 0.040) 中:1.875~1.905(+ / - 0.030) 低:1.810~1.815(+ / -0.030) |
結晶系 | 正方晶系 |
比重 | 3.90~4.73 |
光沢 | ガラス光沢 |
主な産地 | カンボジア、オーストラリア、スリランカ、タイ、ミャンマーなど |