幸せを呼ぶ
1月6日
の誕生日石
スターガーネット
概要
スターガーネットとは
スターガーネットとは、石の表面にスター効果が現れるガーネットのことです。
1月の誕生石として知られるガーネットですが、実は一種類の鉱物ではなく、同一の結晶構造を持ち、近似した化学組成からなる一連の鉱物グループの総称です。
ガーネットグループは、パイロープ、アルマンディン、スペサルタイト、グロシュラライト、アンドラダイト、ウバロバイトという6種によって構成されます。
このうちスター効果が現れるのは、ほとんどがアルマンディンガーネットです。
スターガーネットは主に4条光のスターを示しますが、稀に6条光のスターを示すものもあります。
スターガーネットのボディーカラーは、たいてい明度が暗く、とろりとした濃い赤色が印象的です。
歴史と伝説
1880年代初頭、アメリカのアイダホ州で人々はガーネットを探し始めました。そして1937年、地元の伐採業者が偶然にスターガーネットを発見しました。この発見により、アイダホ州は1967年にスターガーネットを公式の州の宝石に指定しました。現在知られている最大のスターガーネットは「スター オブ アイダホ」と呼ばれる宝石で、その重さは3,322カラットです。
語源
ガーネットの語源は、ラテン語で果物のザクロを意味する「granatum(グラナトゥム)」か、種子という意味の「granatus(グラナタス)」だと言われています。ザクロの果実を割ると、暗い色の小さな赤い実がいっぱいに詰まっているようすは、ガーネットにそっくりです。
ガーネットは和名でもそのまま「ザクロ石」と呼ばれます。
ガーネットについて
別名「誓いの石」と呼ばれる、濃い赤色が特徴のガーネット。
昔は戦場に向かう恋人たちが、再会の誓いや絆の証としてガーネットを贈り合うという風習がありました。
現代では結婚生活18年目の記念日を「ガーネット婚式」と呼び、今後も変わらない絆の証としてガーネットのジュエリーを贈り合います。
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石言葉
「情熱」「友愛」「繁栄」「実り」
変わらない愛情や変わらない友情の意味を込めて、愛する人や大切な人へプレゼントすることが多いです。
またガーネットの原石がザクロの実に似ていることから、
「目標に向かってコツコツ努力を実らせる」
という意味が込められ、努力の実現をサポートしてくれる石と言われています。
こんな人におすすめ
鉱物データ
アルマンディンガーネット
英名 | Alumandine Garnet |
和名 | 鉄礬ざくろ石 |
鉱物名 | アルマンディン |
化学式 | Fe3Al2(SiO4)3 |
色 | 赤色、暗赤色 |
モース硬度 | 7~7.5 |
劈開 | なし |
屈折率 | 1.69~1.89 |
結晶系 | 等軸晶系 |
比重 | 3.49~4.16 |
光沢 | ガラス状光沢 |
主な産地 | ブラジル、インド、タンザニア、スリランカ、アフガニスタン、マダガスカル、アメリカ、日本、中国など |