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幸せを呼ぶ

1月12日

の誕生日石

ソーダライト

​概要

ソーダライトとは

ソーダライトは、海の底から持ち上げられたかのような、神秘的な深い青色を主調とする天然石です。その色彩は深海の静けさを思わせ、白や黒の模様が不規則に散りばめられていることで、さらにその魅力を増しています。

ソーダライトは科学的には方ソーダ石グループに分類されるケイ酸塩鉱物であり、その組成は長石に似ていることから「フェルドスパソイド(準長石)」とも呼ばれます。

この石の主成分はナトリウムで、ナトリウムを意味する英語の「ソーダ」から名前がつくほど、ナトリウムを豊富に含んでいます。


歴史と伝説

ソーダライトは1811年にグリーンランドで最初に発見されました。しかしそれ以前から多くの古代文化において、この石は重要な役割を果たしていたと考えられています。

特に古代エジプトでは、ソーダライトはただの装飾品以上の意味を持っていました。邪悪な力から身を守る魔除けとして、または宗教的な儀式において使用されることも多く、その神秘的な力には人々が深い信頼を寄せていたことが伺えます。

1891年にはカナダで大規模なソーダライトの鉱山が発見されています。この発見当時、英国のマーガレット王女が訪問していたことから、カナダのオンタリオ州バンクロフトから産出されるソーダライトは「プリンセス・ブルー」という愛称で親しまれるようになりました。


語源

この天然石は、多くのナトリウム成分(sodium)を含むことからこの名前がつきました。ナトリウムは実はドイツ語で、英語では「ソディウム(sodium)」と呼ぶそう。そしてナトリウム(sodium)が何かと結合した状態、つまりナトリウムを含むという意味の言葉が「ソーダ(soda)」なのだそうです。

これにギリシャ語で石を意味する「lithos」と組み合わせ、「ナトリウムを豊富に含む石」という意味を持つソーダライトという名前が付けられました。

和名では「方ソーダ石」と呼ばれています。「方」の字は、「等軸結晶系」を意味しています。「方曹達石」表記されることもあります。


ソーダライトとラピスラズリの違い

ソーダライトに見た目がそっくりな鉱物として「ラピスラズリ」があげられます。実はソーダライトは、ラピスラズリの構成要素の一つ。そのため似たような青色をしているのです。原石の状態では区別が難しい場合もあります。

ソーダライトは、濃い青色に白や黒が交じる特徴を持ちますが、ラピスラズリはやや明るい青色が特徴で、金色の輝きを放つパイライトが含まれています。加工された丸玉などでは、それぞれの石が持つ独特の模様がわかりやすいため区別しやすくなります。

かつて、ソーダライトはそのそっくりな見た目とラピスラズリよりも安価なことから、ラピスラズリの代替品としても用いられました。

ソーダライトには、粉砕すると青味が失われてしまうという特徴があります。これもラピスラズリとの大きな違いです。ラピスラズリは、その豊かな青色が粉末状にしても失われないため、歴史を通じて貴重な青色顔料としても使用されてきました。1600年代の画家フェルメールが愛用した「フェルメール・ブルー」も、ラピスラズリから作られた顔料であり、その代表作「真珠の耳飾りの少女」にもこの鮮やかな青が使用されていると言われています。

​石言葉

「夢」「目標達成」「決断力」


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鉱物データ

・ソーダライト

英語名

Sodalite

和名

方ソーダ石

鉱物名

ソーダライト

化学式

Na8[Cl2|(AlSiO4)6]

青色

モース硬度

5.5 ~ 6

劈開

明瞭

屈折率


結晶系

等軸晶系

比重

2.14~2.30

光沢

ガラス光沢

主な産地

カナダ、ブラジル、ナミビア、イタリア


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