幸せを呼ぶ
4月25日
の誕生日石
ツァボライト




概要
ツァボライトとは
ツァボライト(Tsavorite)は、グリーンガーネットの一種で、特に鮮やかな緑色を持つことで知られています。この名前は、ケニアのツァボ国立公園に由来しています。1970年代に、アメリカの宝石学者であるトム・モーガンによって発見され、彼がツァボ国立公園近くの鉱山で発見したことから、ツァボライトと名付けられました。
ツァボライトは、ガーネットの中でも非常に高い透明度と鮮やかな緑色が特徴で、特に高品質なものは宝石として非常に人気があります。その美しい緑色は、クロムによって与えられています。クロムがガーネットの構造に取り込まれることで、他のガーネットには見られない鮮やかな緑色が生まれるのです。
ツァボライトは、比較的新しい宝石でありながら、その美しさと希少性から、特にジュエリー愛好家やコレクターに非常に人気があります。また、エメラルドに似た美しい緑色を持ち、エメラルドに比べて硬度が高いため、ジュエリーとしても扱いやすいという特徴があります。
歴史と伝承
ツァボライトの歴史は比較的新しく、1970年代にケニアのツァボ国立公園近くで発見されたことに始まります。アメリカの宝石学者であり鉱物学者であったトム・モーガンが最初にこの石を発見し、後にその発見地である「ツァボ」にちなんで「ツァボライト」と名付けました。発見から数十年の間に、ツァボライトはその美しさと希少性が注目され、急速に高い評価を得ました。
ツァボライトの美しい緑色は、クロムによるものです。クロムはエメラルドやその他の緑色の宝石にも含まれる元素であり、その色合いは自然界でも非常に魅力的です。ツァボライトはその鮮やかな緑色と高い透明度、そしてエメラルドに似た見た目から、エメラルドの代用品としても人気がありますが、エメラルドよりも硬度が高く、ジュエリーとしての耐久性も優れています。
ツァボライトの採掘は現在もケニアで行われており、その産地の限られた規模も、ツァボライトの希少性と価値を高めています。少量しか採掘できないため、高品質なツァボライトは非常に高価であることが多く、特にジュエリーやコレクションアイテムとして重宝されています。
その希少性と美しさから、ツァボライトは近年ますます注目されており、世界中の宝石愛好家やコレクターによって珍重されています。
語源
ァボライトという名前の語源は、発見地であるケニアの**ツァボ国立公園(Tsavo National Park)**に由来しています。ツァボ国立公園はケニアで最も有名な自然保護区の一つで、その豊かな野生動物と風景で知られています。ツァボライトは1970年代にアメリカの宝石学者であるトム・モーガンによって発見され、発見地にちなんでその名が付けられました。
名前の「-ite(アイト)」は鉱物や宝石の名前につけられる接尾語で、一般的に鉱物を指す言葉として使われます。ツァボ国立公園の名前と、鉱物名に使われる一般的な語尾を組み合わせて「ツァボライト」となったのです。
ツァボライトは、その鮮やかな緑色と透明度が高く、他のガーネット(ガーネットの一種)とは異なる美しさを持っており、エメラルドに似た色合いが特徴です。名前はその美しさと発見された場所に敬意を表したものです。
石言葉
「生命力」「調和」「忍耐力」
こんな人におすすめ
・ 生命力や忍耐力を高めたい
・心身のバランスを整えたい
・人生の転換期を迎えている方
鉱物データ
・ツァボライト
英語名 | tsavorite |
和名 | 灰礬柘榴石(かいばんざくろいし) |
鉱物名 | ガーネット |
化学式 | Ca3Al2(SiO4)3 |
色 | 黄緑色~新緑色 |
モース硬度 | 7~7.5 |
劈開 | なし |
屈折率 | 1.735~1.745 |
結晶系 | 等軸晶系 |
比重 | 3.95-4.25 |
光沢 | ガラス光沢 |
主な産地 | インド、ブラジル、スリランカ、タンザニア、マダガスカルなど |