幸せを呼ぶ
4月30日
の誕生日石
シリマナイトキャッツアイ




概要
シリマナイトキャッツアイとは
シリマナイトキャッツアイは、シリマナイトという鉱物に特有のキャッツアイ効果を示す宝石です。シリマナイトは、繊維状の結晶が特徴で、その繊維の並び方によって、猫の目のような光の帯が現れることがあります。
シリマナイトの色は、白、灰色、緑がかった色、まれに淡い青や褐色などがあり、繊維状に結晶化したものは「キャッツアイ効果(猫目効果)」を示すこともあり、ジュエリーとして使われることもあります。ただし、宝石用として流通するのは非常にまれで、一般的には工業用原料として耐火材やセラミックの材料に利用されています。
シリマナイトの名は、アメリカの鉱物学者 ベンジャミン・シリマン(Benjamin Silliman) にちなんで名付けられました。彼はアメリカ最初の鉱物学・地質学の教授であり、科学教育の発展に貢献した人物として尊敬されています。
スピリチュアルな意味では、「知性を高める石」「精神をクリアに保つ石」とされることもあり、思考を整理したいときや集中力を高めたいときに好まれることがあります。
歴史と伝承
シリマナイトは18世紀末から19世紀初頭にかけて科学的に注目されるようになり、その後、アメリカの著名な鉱物学者 ベンジャミン・シリマン(Benjamin Silliman) の名にちなんで「シリマナイト」と命名されました。シリマン博士はイェール大学でアメリカ初の鉱物学教授を務め、科学教育に多大な功績を残しました。そのため、この鉱物に彼の名前が付けられたことは、彼の偉業を称える意味も込められています。
宝石としてのシリマナイトは非常に稀少で、特に繊維状の結晶が整ったものは、美しいキャッツアイ効果を持つため、希少石としてジュエリーに使われることもあります。インドやスリランカでは、透明感のあるものが宝飾品として扱われることがあり、古くから「魔除け」や「直感力を高める石」として信じられてきた地域もあります。
語源
シリマナイト(Sillimanite)という名前の語源は、アメリカの著名な鉱物学者・化学者である ベンジャミン・シリマン(Benjamin Silliman, 1779–1864) に由来しています。彼はイェール大学でアメリカ初の鉱物学および地質学の教授を務め、当時の科学教育の発展に大きく貢献した人物として広く知られています。
彼の業績を称える形で、1824年にこの鉱物が発見・命名された際、その名にちなんで「Sillimanite(シリマナイト)」と名付けられました。語尾の「-ite(アイト)」は、鉱物を示す際に使われる一般的な接尾辞です。つまり、「シリマナイト」は「シリマンにちなんだ鉱物」という意味になります。
このように、シリマナイトという名前は、宝石というよりもむしろ学術的な背景に深く根 ざしたものなのです。人の名前が宝石名になっている例としては他にも、クンツァイト(Kunzite)やモルガナイト(Morganite)などがあります。
石言葉
「警告」「危険回避」「勝利」
こんな人におすすめ
・トラブルを回避、解決したい
・ 表現力を高めたい
・解決したい問題がある
鉱物データ
・シリマナイト
英語名 | Sillimanite |
和名 | 珪線石(けいせんせき) |
鉱物名 | シリマナイト |
化学式 | Al2SiO5 |
色 | 無色、白、灰、黄、茶、緑、青など |
モース硬度 | 6.5~7.5 |
劈開 | 1方向に完全 |
屈折率 | 1.65~1.68 |
結晶系 | 斜方晶系 |
比重 | 3.2 |
光沢 | ガラス光沢 |
主な産地 | スリランカ、ミャンマー、ケニア、インドなど |