幸せを呼ぶ

アマゾナイトとは

アマゾナイトは、美しい青緑色をした天然石で、長石という鉱物の一種です。まるで南国の海のような明るく爽やかな色合いを持っているため、見た目の美しさからアクセサリーや装飾品として人気があります。名前はアマゾン川に由来すると言われていますが、実際にはその周辺で産出されるわけではありません。心を穏やかにし、ストレスや不安を和らげる効果があると信じられており、「希望の石」としても知られています。比較的硬い石ですが、衝撃には弱いので取り扱いには少し注意が必要です。

歴史と伝承

また、古代エジプトでもアマゾナイトは神聖な石として珍重されていました。ツタンカーメン王の墓からは、アマゾナイトで装飾された装身具が見つかっており、この石が高貴な人々の間で重宝されていたことがわかります。当時は、真理と正義を象徴する石として神々への供物にも使われていたと考えられています。

さらに、中世ヨーロッパでは、アマゾナイトは「希望をもたらす石」とされ、不安や恐れを和らげる力があると信じられてきました。時代を越えて多くの人々に愛され、守護石や癒しの石として語り継がれてきたのです。

語源

その名前は「アマゾン川」に由来しているとされますが、実際にアマゾン川流域で産出されたわけではありません。名前の由来には諸説あり、古代の人々がアマゾンの戦士たち――いわゆる「アマゾネス」がこの石を身につけていたという伝説もあります。