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幸せを呼ぶ

5月4日

の誕生日石

ペリドット原石

​概要

ペリドットとは

8月の誕生石として知られる、明るいグリーンが美しいペリドット。

オリーブが名の由来のオリビンという鉱物の中で宝石質のものをペリドットと呼んでいます。古代エジプトでは「太陽の宝石」と呼ばれて王冠などの宝飾品に使われていました。夜の照明でも美しく輝くため、ローマ人からは「夜会のエメラルド」とも呼ばれました。

アメリカのアリゾナ州の名産となっているほか、ハワイ、ミャンマーなどで産出します。


歴史と伝承

ペリドットは、古代から「太陽の石」として崇められてきた宝石で、その明るく透き通る黄緑色が、人々の心に希望や癒しをもたらすと信じられていました。歴史的には古代エジプトが最も古い産地の一つで、紀元前1500年頃にはすでに紅海のセントジョンズ島(当時は「蛇の島」とも呼ばれた)で採掘されていました。古代エジプト人はペリドットを「太陽の宝石」と呼び、ファラオたちはその輝きを神聖なものとして、儀式や装身具に用いていました。クレオパトラが好んだ「エメラルド」とされる宝石も、実際にはペリドットであったという説もあります。

古代ローマでは夜でも輝くことから「夜会のエメラルド」と呼ばれ、夜会や祝祭の装飾に重宝されました。中世ヨーロッパでは教会の装飾に多く使われ、悪霊を退け、心を清らかにする石として信じられていました。また十字軍によって中東からヨーロッパにもたらされ、多くの王侯貴族の宝飾品として愛されました。


語源

ペリドットという名前の語源は、はっきりとは断定されていませんが、有力な説がいくつかあります。

もっとも有力なのは、アラビア語の「faridat(ファリダット)」に由来するという説です。これは「宝石」や「貴重なもの」という意味を持ち、古くから中東地域でこの石が珍重されていたことを示しています。この言葉が中世にヨーロッパへ伝わり、フランス語で「péridot(ペリド)」という形になり、最終的に英語で「peridot(ペリドット)」と表記されるようになったと考えられています。

一方で、ギリシア語の「ペリドナ(περίδονα)」という言葉に由来するという説もあります。これは「与える」という意味があり、石が豊かさや幸福をもたらすと信じられていたことに関連づけられています。

いずれにしても、ペリドットという名前は中東からヨーロッパにかけての歴史と文化の交流の中で形づくられてきたものです。その名前が今日まで受け継がれていることは、古代から人々にとってどれほど魅力的な宝石であったかを物語っています。

​石言葉

「平和」「安心」「絆」


安らぎを与え平穏をもたらすため、とくに家内安全に効果があると言われています。

こんな人におすすめ

何事もポジティブに考えたい

・行動する勇気が欲しい

・家族やパートナーの絆を深めたい


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ペリドットのネックレス


鉱物データ

・ペリドット

英名

Peridot

和名

橄欖石 (かんらんせき)

鉱物名

オリビン

化学式

 (MgFe)2SiO4

緑色

モース硬度

6.5~7

劈開

弱-不完全

屈折率

1.65~1.69

結晶系

斜方晶系

比重

3.34

光沢

ガラス状~脂肪状光沢

主な産地

米国、中国、ベトナム、フィンランド、パキスタン、ミャンマーなど


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