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幸せを呼ぶ

5月12日

の誕生日石

カコクセナイト

​概要

カコクセナイトとは

カコクセナイトは、一般的にはクォーツやアメジストの中に針状や繊維状のインクルージョン(内包物)として見られることが多い鉱物です。その名前は、ギリシャ語で「悪い客人」を意味する言葉に由来しています。これは、鉄鉱石の中に混ざることで鉄の精錬を妨げることがあるため、かつては歓迎されない鉱物とされていたことに由来しています。

しかしながら、現在ではその美しさや神秘的な印象から、スピリチュアルな世界でも注目されるようになりました。カコクセナイトが含まれたクォーツは、金色や茶色、赤褐色の羽のような模様が輝くように見え、「スーパーセブン」と呼ばれる特別なクォーツにも含まれることで知られています。

この鉱物は、精神性の向上や内面的な成長を助ける石とされ、瞑想やヒーリングに取り入れる人もいます。また、人との調和や感情の安定を促すとも言われ、穏やかな心で日常を過ごしたい方にとって心強い存在となるかもしれません。


歴史と伝承

カコクセナイトの歴史は、他の宝石に比べると比較的新しい部類に入りますが、その独特な美しさと精神的な特性から、スピリチュアルな分野で高く評価されてきました。名前の由来となった「悪い客人」という意味のギリシャ語 kakos(悪い)と xenos(客人)は、19世紀にこの鉱物が発見された際、鉄鉱石に混じって鉄の製錬を妨げる“邪魔者”と考えられたことに起因しています。つまり、鉱業の立場から見れば歓迎されない存在だったのです。

しかし時代が進むにつれ、この石の内包する美しいインクルージョンが注目されるようになり、特にクォーツやアメジストと共に産出されることで、その神秘的な外観が愛好家たちの関心を集めました。20世紀後半からは、「スーパーセブン」や「メロディストーン」といった名称で人気を博し、ヒーリングストーンとしての評価が高まりました。スーパーセブンとは、アメジストやスモーキークォーツなど7種の鉱物が共生する石のことで、その中にカコクセナイトが含まれていることが多いのです。


語源

カコクセナイトという名前は、ギリシャ語の「kakos(カコス)=悪い」および「xenos(クセノス)=客人、異邦人」から来ています。直訳すると「悪い客人」という意味になります。

この語源には歴史的な背景があります。19世紀に鉱物学者たちがこの鉱物を研究していた際、カコクセナイトはしばしば鉄鉱石の中に混ざって産出されることがありました。しかし、鉄鉱石の中にカコクセナイトが含まれていると、鉄の精錬を妨げる不純物とされ、製鉄業にとっては「望ましくない存在」と見なされたのです。つまり、鉄の精錬という目的に対して邪魔をする“歓迎されない訪問者”という意味合いが、この鉱物に付けられた名前に反映されています。

現在では、その美しいインクルージョンやスピリチュアルな魅力から評価されるようになりましたが、名前には当初のネガティブな評価が色濃く残っているという、少し皮肉な歴史を持つ鉱物です。

​石言葉

「栄光」「勝利」「神の祝福」

こんな人におすすめ

トラウマを乗り越えたい人

・自分の気持ちを大事にしたい人

・自分をステップアップさせたい人



鉱物データ

・カコクセナイト

英語名

Cacoxenite

和名

カコクセン石

鉱物名

化学式

(Fe,Al)25(PO4)17(OH)12O6・75H2O

黄褐色

モース硬度

3~4

劈開

屈折率

結晶系

比重

光沢

主な産地


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