幸せを呼ぶ
5月15日
の誕生日石
エンジェライト




概要
エンジェライトとは
エンジェライトとは、やわらかな水色が印象的な天然石で、正式な鉱物名はアンハイドライト(Anhydrite)です。その名の通り「天使(Angel)」をイメージさせるような優しいエネルギーを持ち、癒しや安心感を象徴する石として、多くの人に愛されています。
見た目は淡いブルーやグレーがかった水色で、まるで穏やかな空や雲のような、心を落ち着かせる雰囲気があります。スピリチュアルな世界で は、心の不安を和らげたり、怒りを鎮めたりといった効果があるとされ、精神的な癒しを求める人々に人気です。また、「守護天使とのつながりを感じさせる石」とも言われ、瞑想やヒーリングの場面でもよく使われています。
ただし、エンジェライトはとても繊細な石です。モース硬度は3.5と比較的柔らかく、水や湿気にも弱いため、アクセサリーとして使用する際には取り扱いに注意が必要です。特に水に濡れると変色や劣化の原因になるため、身につけるときは汗や雨に気をつけ、使用後は乾いた柔らかい布でそっと拭いて保管するのが理想的です。
歴史と伝承
エンジェライトの歴史と伝承は比較的新しく、古代から特別に崇拝されていたという記録は残っていませんが、その美しい水色とスピリチュアルな印象から、近年になって注目を集めるようになった石です。
エンジェライトという名前が広まったのは、1987年の「ハーモニック・コンバージェンス」と呼ばれるスピリチュアルな出来事がきっかけと言われています。この年、地球の波動が変わり、人類が精神的な進化の段階に入ったとする考え方が広がり、エネルギーの高い石としてエンジェライトが注目されるようになりました。まるで天使と心を通わせるような清らかな波動を持つことから、「天使の石」「天界とのつながりを助ける石」として知られるようになったのです。
語源
エンジェライト(Angelite)という名前の語源は、英語の「Angel(天使)」に由来します。その名のとおり、「天使のような石」「天使とつながる石」という意味が込められています。
この名前は、石のもつやさしく穏やかな水色と、まるで天の存在と心を通わせるような神秘的な雰囲気から名づけられたとされています。鉱物学的には「アンハイドライト(Anhydrite)」と呼ばれる鉱物ですが、その中でも特に淡いブルーを持つものに「エンジェライト」という愛称が与えられました。
「Anhydrite(アンハイドライト)」という鉱物名は、ギリシャ語の「an(~なし)」と「hydor(水)」に由来し、「水を含まない」という意味を持ちます。これはこの石が水分を含まない硫酸カルシウムであることを表しています。
つまり、正式な鉱物名は「アンハイドライト」、その中でも癒しと平穏を象 徴する淡いブルーのものが、スピリチュアルな意味を込めて「エンジェライト」と呼ばれるようになったのです。この名前は科学的な分類というよりも、人々が感じた印象や精神的なつながりを表現したものといえるでしょう。
石言葉
「優しさ」「癒し」「博愛と平和」
こんな人におすすめ
・ 自己肯定感を高めたい
・大切な人に優しく思いやりを持ちたい
・繊細さん、HSP気質の人
鉱物データ
・エンジェライト
英語名 | Angelite |
和名 | 硬石膏(こうせっこう) |
鉱物名 | アンハイドライト |
化学式 | SrCaSO4 |
色 | 空色、青色、水色、青灰色 |
モース硬度 | 3.5 |
劈開 | 完全 |
屈折率 | 1.57 ~ 1.61 |
結晶系 | 斜方晶系 |
比重 | 2.9~2.99 |
光沢 | ガラス光沢 |
主な産地 | ペルー、メキシコ、ドイツ等 |