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幸せを呼ぶ

5月17日

の誕生日石

パープルサファイア

​概要

パープルサファイアとは

パープルサファイアとは、サファイアの中でも紫色を呈する希少なバリエーションのことを指します。サファイアといえば一般的に青色のイメージがありますが、実際には酸化アルミニウムを主成分とするコランダムという鉱物で、鉄やクロム、チタンなどの微量元素によってさまざまな色に発色します。パープルサファイアは、主にクロムと鉄の含有によって独特の紫色を持ち、深みのある上品な色合いが特徴です。

この石は、その華やかさと落ち着きを併せ持つ色調から、知性や気品、精神性の高さを象徴する宝石とされています。古代から紫は高貴な色とされてきた背景もあり、パープルサファイアも王族や聖職者に好まれてきたと伝えられています。

他のカラーサファイアと同様に、硬度が非常に高く、日常的に身につけやすい点も魅力です。


歴史と伝承

パープルサファイアは、その希少な美しさと神秘的な色合いから、古くから高貴さや霊性と深く結びつけられてきました。紫という色は、古代より「王の色」として特別な意味を持ち、限られた階級の者だけが身につけることを許されていた色です。そのため、紫色の宝石であるパープルサファイアも、しばしば王族や聖職者に愛され、儀式用の装飾品や聖具に用いられてきました。

サファイア全体に関する伝承としては、古代ペルシアでは「空の青は大地を支える巨大なサファイアの反映である」と信じられており、この石には神々とのつながりがあると考えられていました。特に紫色のサファイアは、霊的な直感力や高次の叡智を象徴し、預言者や賢者が瞑想の際に用いたともいわれています。

中世ヨーロッパでは、サファイアは誠実さや純粋さを示す石とされ、特にパープルサファイアは精神性の高さを表す宝石として、聖職者の指輪や宗教的な装飾品に用いられることがありました。また、病気を癒す力があるとも信じられ、身につけることで心身を清め、正しい道へと導くと考えられていました。


語源

「サファイア」という言葉の語源は、ラテン語の “sapphirus(サッフィルス)” や、ギリシャ語の “sappheiros(サッペイロス)” にさかのぼるとされています。これらの言葉は「青」を意味しており、当時はラピスラズリを指していたともいわれています。さらにその語源は、サンスクリット語の “śanipriya(シャニプリヤ)” に由来するという説もあり、これは「土星に愛された石」という意味を持ちます。

このように、「サファイア」は古代から青い宝石の代名詞として認識されており、その名前の中に「天空のような青」をたたえる意味合いが込められているのです。後に鉱物学が発達し、現在のようにコランダムのうち青色のものをサファイアと定義するようになりましたが、かつては青く美しい石全般を「サファイア」と呼んでいた時代もあったのです。

​石言葉

「初恋の思い出」「誠実」「成功」「慈愛」


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鉱物データ

・サファイア

英語名

Sapphire

和名

青玉、蒼玉(せいぎょく)

鉱物名

コランダム

化学式

 Al 2 O 3

青色、無色、緑色、黄色、黄金色、ピンク色、赤紫色、紫色、オレンジ色、褐色、灰色、黒色のバイカラー

モース硬度

9

劈開

なし

屈折率

1.762~1.770

結晶系

六方晶系

比重

4.00(+ / - 0.05)

光沢

ガラス光沢

主な産地

ミャンマー、スリランカ、タイ、カンボジア、インド、オーストラリア


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