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幸せを呼ぶ

5月18日

の誕生日石

ゴーシェナイト

​概要

ゴーシェナイトとは

ゴーシェナイトとは、ベリルという鉱物グループに属する無色透明の宝石です。エメラルド(緑)、アクアマリン(青)と同じ仲間で、ベリルの中でも不純物をほとんど含まないため、色がつかず澄んだ輝きを放ちます。その透明感の高さから、「宝石の中の水晶」とも称され、控えめながら気品ある美しさが魅力です。

また、人気漫画『宝石の国』にもゴーシェナイトは登場します。強い責任感と高潔な性格を持ちながらも、どこか儚げな印象を与える存在として描かれています。その清廉さや芯の強さは、実際のゴーシェナイトが持つイメージとも通じるものがあります。

静かで落ち着いた美しさを持つゴーシェナイトは、華やかさよりも奥ゆかしさや精神的な透明感を求める人にこそふさわしい宝石といえるでしょう。


色違いのベリルは、宝石としては、

・エメラルド(緑)

・ゴシェナイト(無色)

・レッド・ベリル(赤)

・モルガナイト(ピンク)

・アクアマリン(青)

・ヘリオドール(黄)

が挙げられます。


歴史と伝承

ーシェナイトは、エメラルドやアクアマリンと同じく「ベリル」の仲間でありながら、その無色透明な美しさによって古くから静かな注目を集めてきた宝石です。歴史的に大々的に用いられてきた記録は少ないものの、その清らかな姿は「真実を映す鏡」として扱われ、古代から知恵や誠実さの象徴とされてきました。

名前の由来は19世紀、アメリカ・マサチューセッツ州の小さな町「ゴーシェン(Goshen)」で発見されたことによります。このとき、すでにエメラルドやアクアマリンと同じ鉱物であることが判明しており、色のないベリルは特別に「ゴーシェナイト」と名づけられました。

西洋の伝承では、ゴーシェナイトは「嘘を見抜く石」として使われ、古代の神官や賢者たちが予言や判断の助けとしてそばに置いていたともいわれています。また、特に中世ヨーロッパでは、清らかな心と結びつけられ、結婚や誓いの儀式の際に持ち込まれることもありました。その無色で混じりけのない姿は、「魂の純粋さ」を象徴していたのです。

さらに、かつてはダイヤモンドの代用品として使用されていた時代もありましたが、単なる代替品ではなく、「偽らない輝き」を宿す石として、独自の意味づけがなされていました。装飾品としては控えめながらも知的で洗練された印象があり、目立たずとも高潔な存在として、愛され続けています。


語源

ゴーシェナイト(Goshenite)という名前の語源は、アメリカ・マサチューセッツ州の小さな町「ゴーシェン(Goshen)」に由来します。19世紀初頭、この地で無色透明のベリルが発見されたことから、「ゴーシェナイト」という名が与えられました。

この名称は、「地名+鉱物名の接尾語 -ite」という鉱物命名の慣例に従ってつけられたものです。つまり「ゴーシェンで見つかった石=ゴーシェナイト」というシンプルな意味を持っています。

他の宝石名のようにギリシャ語やラテン語に由来する神話的・詩的な語源はありませんが、その地名にちなんだ名付けは、発見された当時の人々がこの石に対して抱いた驚きと誇りを感じさせるものといえるでしょう。

​石言葉

ベリルのそれぞれの石言葉


・エメラルド(緑)

「愛」「健康」「希望」


・ゴーシェナイト(無色)

「誠実」「明晰な思考」「純粋な心」


・レッド・ベリル(赤)

「情熱」「活力」「自信と前進」


・モルガナイト(ピンク)

「慈愛」「清純」「愛情」


・アクアマリン(青)

「幸福」「聡明」「富貴」


・ヘリオドール(黄)

「希望」「直感」「光の導き」

こんな人におすすめ

・結婚55周年記念

・恋人や夫婦の絆を強めたい

・魔除け


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鉱物データ

・エメラルド

英語名

Emelard

和名

緑柱石(りょくちゅうせき)

鉱物名

ベリル

化学式

Be3Al2Si6O18

緑色

モース硬度

7.5~8

劈開

一方向に微弱

屈折率

1.577〜1.583

結晶系

六方晶系

比重

2.72

光沢

ガラス光沢

主な産地

コロンビア、ブラジル、ザンビア、パキスタン、アフガニスタンなど


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