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幸せを呼ぶ

5月20日

の誕生日石

ガーデンクオーツ

​概要

ガーデンクオーツとは

ガーデンクオーツとは、水晶の中に苔のようなインクルージョン(内包物)を含む天然石で、「庭園水晶」や「苔入り水晶」とも呼ばれます。透明なクオーツの中に、まるで小さな箱庭や風景が閉じ込められたような幻想的な様子からその名がつきました。自然が作り出したアートともいえる、美しく神秘的な石です。

インクルージョンの正体は、クローライト(緑泥石)やヘマタイト(赤鉄鉱)、リモナイト(褐鉄鉱)などの鉱物で、それらが水晶の成長過程で取り込まれ、個々に異なる風景を形づくります。

また、風水の分野では「財運の石」としても知られており、商売繁盛や豊かさを呼び込むお守りとして、中国や台湾をはじめとする地域で人気を集めてきました。水晶の中に「成長」や「発展」を象徴するような風景が見られることから、「事業の成功」や「長寿繁栄」の象徴とされることもあります。


歴史と伝承

ガーデンクォーツの歴史は、古代エジプト時代にまでさかのぼります。古代エジプトでは、ガーデンクォーツは、心身の浄化や魔除けとして使われていました。

ガーデンクォーツがヨーロッパに伝わったのは、16世紀頃と言われています。当時は、ガーデンクォーツは「グリーン・クォーツ」と呼ばれていました。

19世紀になると、ガーデンクォーツは、アメリカやブラジルなどで産出されるようになりました。ガーデンクォーツの採掘が盛んになり、世界中に広まっていきました。

日本では、1980年代頃からガーデンクォーツが注目されるようになりました。その美しい模様とパワーが人気を呼び、アクセサリーや置物などに加工されて販売されています。

ガーデンクォーツは、その歴史の中で、さまざまな人々に愛されてきた石です。その美しさやパワーは、これからも人々を魅了し続けるでしょう。


語源

学術的な鉱物名では「インクルージョン・クォーツ(Inclusion Quartz)」や、「クローライト・イン・クォーツ」など、含まれる鉱物の名前で細かく分類されることもあります。

「ガーデンクオーツ(Garden Quartz)」という呼び名が一般的に使われるようになったのは、20世紀後半から21世紀初頭にかけてと考えられています。

この名称は、鉱物学的な正式名ではなく、ヒーリングストーンやパワーストーンの分野で広まった通称です。特に1990年代以降、天然石やクリスタルのスピリチュアルな価値が注目され始めたころから、「庭園のような風景を宿す美しい石」として「ガーデンクオーツ」という名称が使われるようになりました。

英語圏では "Lodolite"(ロドライト)や "Scenic Quartz"(風景水晶)という呼び名も一部で使われていますが、「Garden Quartz」はその中でも特に視覚的にイメージしやすく、親しみやすい名称として広まりました。

つまり、「ガーデンクオーツ」という名前は比較的新しいものですが、その魅力は古くから知られており、名称が一般化したのは天然石ブームやスピリチュアル志向が高まった近年のことです。

​石言葉

「地を足をつける」「真面目」「瞑想」

こんな人におすすめ

商売を繁盛させ、仕事運を上げたい

・コツコツと財産を築きたい

・ビジネスを成功させたい



鉱物データ

・ガーデンクオーツ

英語名

Garden quartz

和名

庭園水晶(ていえんすいしょう)

鉱物名

クオーツ

化学式

SiO2+(クローライト等の包有鉱物)

ベースは無色透明、スモーキー、シトリン

内包物は緑色、ピンク色、黄色、茶色、白色、赤色

モース硬度

7

劈開

なし

屈折率

1.54 - 1.55

結晶系

六方晶系(三方晶系)

比重

2.54 - 2.64

光沢

ガラス光沢

主な産地

ブラジル、中国、アメリカ など


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