幸せを呼ぶ
5月26日
の誕生日石
レモンクオーツ




概要
レモンクオーツとは
レモンクオーツとは、やわらかなレモンイエローの色合いを持つ水晶の一種です。その名の通り、爽やかで明るい黄色が特徴で、見る人に元気や希望を感じさせてくれる石です。
この黄色は、天然の水晶に含まれる微量の鉄分や人工的な熱処理によって生まれます。特に透明感のあるものは非常に美しく、ジュエリーとしても人気があります。
主な産地はブラジル、マダガスカルなどで、天然のまま黄色を帯びているものや、熱処理によって美しい色に仕上げられたものがあります。
明るく前向きなエネルギーをまとったレモンクオーツは、日常を彩るお守りや贈り物としてもぴったりのストーンです。
歴史と伝承
レモンクオーツの「歴史」という点においては、他の宝石に比べると比較的新しい部類に入ります。というのも、レモンクオーツという名前自体が市場で広く使われるようになったのは20世紀後半からで、主にジュエリー業界において人気が高まったことがきっかけです。
レモンクオーツの多くは、天然の水晶に加熱や放射処理を行って美しいレモン色に変化させたものです。このような処理技術は、20世紀に入ってから発達しており、技術革新とともに誕生した宝石といえるでしょう。
ただし、「水晶(クオーツ)」そのものは古代から人類に親しまれてきた鉱物で、古代ローマやギリシャでは氷の化石と信じられていたこともあり、護符や装飾品として用いられてきました。日本でも「水精」と呼ばれ、神聖な石として重宝されていました。
つまり、レモンクオーツという名前や色合いに注目されるようになったのは現代に入ってからですが、そのベースとなっているクオーツの歴史は非常に古く、何千年にもわたって人々に愛され続けている鉱物なのです。現代の美意識と技術が融合して生まれた「新しいけれど伝統ある石」といえるでしょう。
語源
レモンクオーツという名前の語源は、そのまま見た目に由来しています。
・「レモン(Lemon)」:果物のレモンに似た、爽やかで明るい黄色の色合いから名付けられました。この色味は、見た目にも元気で軽やかな印象を与えることから、名前としても親しみやすいものになっています。
・「クオーツ(Quartz)」:ドイツ語の Quarz に由来し、もともとはスラヴ語圏の言葉(たとえばチェコ語の tvrdý「硬い」に由来するといわれています)から派生したものです。クオーツは、地球上で最も豊富に存在する鉱 物のひとつであり、古くからさまざまな文化で使われてきました。
つまり「レモンクオーツ(Lemon Quartz)」という名前は、「レモンのような色をした水晶」という意味をストレートに表現した呼び名です。見た目の印象をそのまま反映した、シンプルかつわかりやすいネーミングといえるでしょう。
スピリチュアル的な効果(医学的な根拠はありません)
レモンクオーツは、ポジティブなエネルギーを持つ石として知られています。気分を明るくし、落ち込んだ心を軽くしてくれるといわれており、精神的なリフレッシュやストレス軽減のお守りとしてもおすすめです。また、「知恵」や「判断力」をサポートするとされ、試験や新たな挑戦のお守りに選ばれることもあります。
石言葉
「壮健」「明朗」「フレッシュ」
こんな人におすすめ
鉱物データ
・水晶(クオーツ)
英語名 | Quartz |
和名 | 水晶 |
鉱物名 | クオーツ |
化学式 | SiO2 |
色 | 無色透明 |
モース硬度 | 7 |
劈開 | なし |
屈折率 | 1.544-1.553 |
結晶系 | 六方晶系 |
比重 | 2.66 |
光沢 | ガラス光沢 |
主な産地 | ブラジル、ヒマラヤ、アメリカ、中国等 |