唐草模様と宝石
唐草文様は、絡み合って四方八方に伸びる蔓の生命力を象徴し、将来の世代への繁栄と長寿を表しています。古来から縁起の良い唐草のモチーフと貴重な宝石を組み合わせた、見事な「文化と宝石」のジュエリーコレクションをお届けします。まさに時代を超えて受け継がれる素晴らしい芸術品です
The arabesque pattern symbolizes the vitality of intertwining vines growing in all directions, representing prosperity and longevity for descendants. Combining the ancient auspicious arabesque motif with gemstones, the "Culture and Gemstones" jewelry collection is a truly exquisite product.
ジュエリー春日の唐草模様のペンダントデザインは細部に至るまで徹底的にこだわっています。
透かしの中には、唐草模様が繊細に描かれ、優雅さと可憐さを見事に表現しています。一つ一つ手作りされた花の造形は、まさに芸術の極み。
このネックレスを身につけることで、あなたの魅力が一層際立ち、自信に満ちた日々を過ごすことができるでしょう。そして周囲の人々に感動を与え、自身も幸せな気持ちに満たされることでしょう。
The pendant design featuring a arabesque motif by Jewelry Kasuga is meticulously crafted down to the smallest details. Within the openwork, the intricate arabesque pattern is delicately depicted, beautifully showcasing elegance and grace. Each individually handmade flower sculpture truly represents the pinnacle of artistry.
By wearing this necklace, your charm will be further enhanced, allowing you to lead confident days. You will undoubtedly inspire those around you, while also filling yourself with a sense of happiness.
唐草模様は、複数の曲線や渦巻き模様を組み合わせることで、つるが絡み合う様子を表します。図形的に描いたものでは、左右対称の渦巻き模様などに簡略されたり、多種多様の唐草模様が存在します。古代ギリシアの神殿などの遺跡の円柱などに見られる草の文様が唐草文様の原型で、メソポタミアやエジプトから各地に伝播したと考えられています。一方、古代エジプトの睡蓮にも起源があるとされ、イスラム美術の一様式におけるアラベスク文様にも影響を与えています。日本には、中国シルクロード経由で伝わったとされています。モチーフになった植物としては、スイカズラ(忍冬〔にんどう〕)をかたどった忍冬唐草(にんどうからくさ)や、ブドウを主題とした葡萄唐草などがあります
The arabesque pattern, known as "karakusa" in Japanese, represents the intertwining of vines by combining multiple curves and spiral patterns. Varieties of karakusa patterns exist, ranging from simplified symmetrical spiral patterns to a diverse array of designs. The original form of the karakusa pattern can be traced back to the foliage motifs found on ancient Greek temple ruins, particularly on columns, believed to have spread from Mesopotamia and Egypt to various regions. Additionally, it is thought to have roots in the lotus flower of ancient Egypt, influencing the arabesque patterns in Islamic art. It is said to have been introduced to Japan via the Silk Road from China. Notable plant motifs that inspired karakusa patterns include the honeysuckle karakusa, shaped like the honeysuckle plant, and the grape karakusa, featuring grape motifs.
=唐草模様の縁起について=
唐草文様はつる草が四方八方に絡みあって描く文様です。唐草という植物の名や種類があるわけではなく、模様そのものの名称となります。
生命力が強く、また、途切れることなく伸びていくその様子から「繁栄・長寿」の意味があります。また、次の理由から万代の繁栄・長寿も意味しています。
蔓(つる)は音読みの「万(マン)」に通じる
つるは帯のように伸びる。帯を「代」と読み替え
唐草模様は「長寿」や「繁栄」を意味することから縁起の良い模様と昔からされており江戸時代には、唐草模様の風呂敷は嫁入り道具や贈答品を運ぶのに使われていたそうです。風呂敷は明治時代から昭和にかけて多く作られました。
唐草模様のイメージは、「どろぼう」が背負っているイメージが強いかもしれません。なぜ、唐草模様なのでしょうか。2つの説があります。
1 唐草柄の風呂敷はどの家にもあった、その為盗んだ物を持ち運ぶのに、まず、風呂敷を探し、それを利用した。
2 流行した柄であったため、荷物を包んで持ち運んでも怪しまれることがなかった。
多くの家が唐草模様の風呂敷を持っていたことは間違いないようですね。
唐草模様のイメージは獅子舞に使われているとイメージする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
獅子舞の多くは毛卍文(けまんもん)という文様が使われています(中には唐草模様もあります)。毛卍文は、獅子の巻き毛を表現した文様で、起源は諸説ありますが、古代オリエントまで遡るといわれています。
唐草模様とアラベスク模様の関係について
アラベスク模様は、アラブ諸国でモスクの壁面装飾として使われる模様です。唐草模様と同じく渦状の蔦や葉、花が一定の形で絡み、優美な曲線を表しています。
偶像崇拝が禁じられたアラブ諸国では、動物や人物に代わって、この模様が発展。その美しさ、見る物を圧倒するモチーフは、世界中の人を魅了しました。
The arabesque pattern is a design used as wall decoration in mosques in Arab countries. Similar to the scroll pattern, it features swirling vines, leaves, and flowers intertwining in a consistent form, representing elegant curves.
In Arab countries where idol worship is prohibited, this pattern evolved as a substitute for animals and figures. Its beauty and captivating motifs have mesmerized people around the world.