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​ジュエリー春日宝石辞典

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アウイナイト

ネオンブルーの煌めきが美しいアウイナイトは、印象的な輝きを放つ宝石です。しかしアウイナイトは産出量が少ないため「幻の宝石」と呼ばれています。コバルトブルーにネオンの輝きが美しいアウイナイトは、ドイツでしか産出されないレアストーンです。まるでイタリアにある「青の洞窟」のような輝きに魅了されます。自ら発光しているようなネオンの煌めきは、アウイナイトでしか感じられない聡明感があります。アウイナイトはラピスラズリの構成鉱物のひとつで、美しい青い色の主因とされています。

そもそもアウイナイトは産出する結晶自体小さく、その中でもルース加工ができる宝石質の結晶は少ない傾向があります。さらに硬度が低く劈開が明瞭で靭性が低いという理由から、アウイナイトの加工難易度は最高位レベルです。このような事からアウイナイトは「幻のジュエリー」としてコレクターに人気を博しています。

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アクアマリン

輝く海の色をそのまま閉じ込めたような透明感あふれるブルーのアクアマリンは、世界中で多くの方に愛されている天然石のひとつです。「水色の宝石」といえばアクアマリンを想像するという方も多いです。アクアマリンは、優しい春の風を感じはじめる3月の誕生石です。海と深く関わりのある石でもあることから、懐の深い穏やかな海のような満ち足りた幸せを象徴しているといわれています。そのため、結婚や出産などのギフトに喜ばれる宝石でもあるのです。

アクアマリンの魅力と言えば、海水のように澄んだ清々しい青さです。見ているだけで清涼感が伝わってきます。アクアマリンも青さを出すために、加熱処理されることはありますが、元々の緑が混ざった青色をさらに純粋な青色にするために施されます。石が元来持つ透明な青さが際立つのは、アクアマリンであると言っていいでしょう。

尚、現在のアクアマリンの鑑別においては熱処理が前提、または熱処理の判別が困難であることから、『通常-加熱』の表記がなされます。この表記により価値が下がるということはないという認識が一般的です。

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アパタイト

透明感抜群雫のような宝石アパタイト。フローアパタイトという名称が用いられることもありますが、これは一般的なアパタイトを指すものです。石を見た方からは、「ラピュタの飛行石だ!」と言われる方も。実際の飛行石はもっと色が濃い青ですが、鮮やかでどこか懐かしさを感じさせるようなブルーが、人のファンタジー心を刺激するのかも知れません。アパタイトは、単一の石ではなく「アパタイトグループ」の総称です。名前の由来はギリシア語では「ごまかし」や「いつわり」という意味を持ちます。これは、アパタイトがトルマリン・ペリドット・ベリルなど似た色合いをしたほかの鉱物と間違えられていたからです。

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アベンチュリン

アベンチュリンは石英の一種で、「アベンチュレッセンス」と呼ばれるキラキラとした内包物の輝きをもつ天然石です。アベンチュレッセンスとは内に含まれるものによって、色やきらめきが変わっていく効果のことです。アベンチュレッセンスはアベンチュリンの名前の由来にもなっています。ですが、今はこのアベンチュレッセンスがない色付きの石英に対しても、アベンチュリンという名前が付けられることもあります。

別名として「インド翡翠」とも呼ばれることがあり ますが、これはインドで多く産出し、価格も安価で、 翡翠の代用品として使われる事が多かった為であり、 翡翠とは全く違う石です。アベンチュリンはカラーバリエーション豊富な宝石です。アベンチュリンの中にどの様な鉱物が含まれるかによって、きらめきや色合いが変わってくるのもアベンチュリンの魅力のひとつでしょう。特に、「グリーンアベンチュリン」や「ピンクアベンチュリン」「イエローアベンチュリン」は有名ですし、人気もあります。

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アメシスト

高貴な輝きと妖艶な魅力、2月の誕生石アメシスト。アメシストには “紫色” と言っても、黒に近いものから藤色や淡いライラック、ラベンダー色まで、濃淡のある様々な色調が存在します。アメシスト?アメジスト?「アメシスト」は一般的に「アメジスト」と表記されることが多く、「アメジスト」の方がなじみ深い方も多いでしょう。「アメシスト」と「アメジスト」は、どちらも間違いではありませんが、日本ジュエリー協会や宝石鑑別団体協議会では、「アメシスト」表記が採用されています。

アメシストはヨーロッパでは、司教の尊厳を表すシンボルとして、アメシストのリングが崇められ大切にされてきました。アメシストは高貴・優美な印象ですが、一方で品位とは相反する妖艶な魅力を感じさせます

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アメトリン

「アメトリン」はアメジストとシトリンが混ざり合った、 非常に魅力的な色彩を持つ石です。1つの石の中にアメジストの紫色とシトリンの黄色の二色を持っていることで、その名が付けられました。アメジストとシトリンの名前を組み合わせて、名付けられました。

和名は「紫黄水晶(しおうすいしょう)」。アメジストもシトリンも水晶の仲間であるため、鉱物名はクォーツとされています。もともとシトリンはアメジストが長時間にわたる自然の熱によって変化したものであるため、アメトリンは変化の途中、何らかの理由で変化が止まったものだと考えられています。

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アンモライト

アンモライトは、オパールなどと同じ、オーロラのような七色の輝きを持つ宝石のひとつです。古代の生物・アンモナイトが化石化する過程で、変化が加えられたいわば変異種で希少な宝石なのです。

アンモライトは、アンモナイトが化石化する過程において、その殻の表面にある真珠層を構成するアラゴナイトが変質したものです。多くの宝石は無機物が由来となっている中、アンモライトは、有機物を由来とする珍しい石でもあります。有機物由来の宝石としては、ほかに、パール、サンゴ、琥珀などが知られています。

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インペリアルトパーズ

11月の誕生石として有名な「トパーズ」。 ガーネットやスピネル、トルマリンと並んで多くの色をもつ宝石です。そんなトパーズの中で「皇帝」の名を持つ希少な「インペリアルトパーズ」。その中でも、こっくりとオレンジがかったインペリアルトパーズは、熟成された極上のシェリー酒を思わせることから「シェリーカラー」と呼ばれ、特別な価値を持っています。一般的に「トパーズ」というと、発色を引き出すための人工処理が施されたものも多いのですが、インペリアルトパーズの色彩は自然が作り出したもの。中でも発色と透明度をあわせ持った良質な原石はごく限られた産地でしか採れず、なかなか手に入れることができない希少な存在です。ビズーは、ブラジル・ミナスジェライス州産のルースを中心に厳選。シェリー酒の香りがただよってくるような柔らかくも深みのある色彩は、長い時間をかけて地球が育んだものなのです。和名は「黄玉(おうぎょく)」で、珪酸塩鉱物の一種です。モース硬度は8と、鉱物の中では硬い部類に入り、デイリーユースとしても扱いやすいでしょう。ただし、劈開性があるため、一定方向への圧力には弱く、割れやすい一面もあるので石の加工などには注意が必要でもあります。

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ウバロバイトガーネット

ウバロバイトガーネットは、エメラルドのように煌めくグリーンが魅力的です。とても美しいガーネットなのに、宝石としてカットされることは殆どありません。母岩にびっしりくっついたウバロバイトガーネットは、見るとかなりインパクトがあります。

とても美しいグリーンガーネットなのですが、ウバロバイトガーネットの結晶は殆どが1㎜前後から大きくても3㎜くらいと、かなりの極小なのでカッティングできる大きさのウバロバイトガーネットはかなりのレアです。

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エメラルド

エメラルドは、その内部にキズのような内包物(インクルージョン)が多く、これは地中奥深くで結晶生成時に生じるものなので天然の証にもなっています。

もちろん、内包物が少ないエメラルドも存在しますが、とても価値が高く、透明度が高く明るい濃い緑色のものほど高価です。

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オレゴンサンストーン(ラブラドライド)

オレゴンサンストーンの魅力 – 世界一美しいラブライド –サンストーンは「銅のインクルージョンが要因のきらめきを持つ長石」の総称ですが、サンストーンのなかでもオレゴンサンストーンは銅の内包物による美しいシラーや、豊かなカラーバリエーションが特長で、中には見る角度により赤や緑に発色する多色性を持つものもあります。

オレゴンサンストーンの代表的なカラーは赤系、緑系、黄色系の3色で、細かく分ければピンク、シャンパンゴールドなどといったバリエーションがあり、既存のサンストーンのオレンジ系というイメージを一掃させるものが多く見られます。

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カイヤナイト

惑星のような深みのあるブルーが特徴のカイヤナイト、結晶が織りなす深いブルーのグラデーションは、旅で訪れたどこか異国の海を思わせる美しさ。この美しさを求めて、産出国のブラジルやケニア、アメリカなどへ足を運ぶという人も。コレクターだけでなくすべての宝石好きを魅了します。

カイヤナイト(Kyanite)の名は、濃い青を意味するギリシャ語「Kyanos」に由来します。藍晶石(らんしょうせき)という和名からもわかる通り、海のように深いブルーと、ガラスのような光沢が特徴の鉱石です。

結晶が幾重にも重なって作るグラデーションはひとつとして同じ表情のものがなく、オンリーワンの澄んだ美しさが魅力。とくに透明度が高いカイヤナイトはブルーサファイヤに匹敵するほど美しく、宝石としても希少な存在です。

ただ、カイヤナイトは特定方向にのみ割れやすく、結晶の方向によって硬度に差があるという珍しい性質があり、別名「二硬石(Disthene)」と呼ばれています。

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